注文住宅とバリアフリーの考え方
バリアフリー住宅とは?
注文住宅の購入を考えている方の中には、将来のことを考えて「バリアフリー住宅」の導入も検討されている方は多いでしょう。
バリアフリー住宅とは、高齢者や小さな子どもなど、誰でも安心で快適な生活を送れることを前提に作られた住まいです。
注文住宅だと間取りや細かい部分まで設計できるため、最初からバリアフリーのことを意識して作っておけば、後から大掛かりな介護リフォームをする必要もありません。
注文住宅の際に依頼できる設計例
バリアフリーといえば手すりを付けたり、段差をなくしたりするのが一般的ですが、その他にも様々な設計方法があります。
そこで、注文住宅を購入する際に依頼できるバリアフリー設計の例もご紹介していきましょう。
・トイレは寝室の近くに配置
深夜に起きてトイレに行きたくなった時に、寝室の近くにトイレがあると安心です。
特に寒い時期は暖かい寝室から寒い廊下を通ってトイレに向かうまでにヒートショックを引き起こしてしまう恐れもあります。
また、引き戸にして空間を広めにしておくと、車いすが必要になった時も使いやすくなります。
・キッチンは高さが調節できるものを選ぶ
キッチン周りにおいては、利用する人の身長に合わせてそれぞれの設備を選ぶのがおすすめです。
しかし、高齢になってくると身長が縮み、これまで快適だったキッチンも使い勝手が悪くなってしまうでしょう。
そういった将来も考え、キッチン設備を選ぶ際には高さを調整できるものを選択肢の一つに入れてみてください。
・玄関にスロープを設ける
玄関に数段の段差を設ける場合、杖をついて歩く場合や車いすに乗っている場合はたった数段でも転倒の危険性があります。
しかし、スロープを設けておけば階段で転倒するリスクも回避でき、安心して行き来できます。
スロープを設置する際には広めのスペースが必要となってくるため、注文住宅を購入した段階から取り入れを検討した方が良いでしょう。