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家族のふれあいが生まれるキッチン空間の新築事例

木の温もりと香りに包まれた新築住宅の施工事例をご紹介します。
家族を結ぶキッチンが特徴の和風住宅です。

お施主様は、もともと行田市内の賃貸住宅にお住まいでしたが、住み慣れた地域でマイホームを持つことを決意され、門倉工務店にご相談いただきました。
SNSで見つけた理想の住宅写真を多数ご用意いただき、細部までご要望を共有してくださったおかげで、ご家族の想いをしっかりと反映した設計が実現できました。
(なお、写真素材をお持ちでない場合でも、門倉工務店では丁寧なヒアリングをもとに理想の住まいのイメージを形にいたしますのでご安心ください。)

“家族が繋がる”をテーマに、自然素材へのこだわりと機能性を両立させた空間づくりに取り組みました。

お施主様の想い

お施主様からは「家族のふれあいを大切にできる家にしたい」というご要望をいただきました。
加えて、木に囲まれた温かみのある空間への強い想いもあり、自然素材を基調とした住まいを希望されていました。

4人家族のお子様2人はまだ小さく、育ち盛りの年齢です。
これから成長していく中でも、ごく自然に家族が集まれる住まいを望んでいらっしゃいました。
特に印象的だったのは「子どもたちと一緒にお菓子作りやお料理ができるキッチン」へのこだわりです。
お料理がご趣味の奥様にとって、そこは単なる調理場ではなく、家族のコミュニケーションが生まれる中心的な空間として位置づけたいとのお考えでした。

また、これまでお住まいだった住宅では、断熱・遮熱性能の低さや収納不足、水回りの使い勝手の悪さなど、多くの課題を抱えていらっしゃいました。
家族それぞれがプライベートな時間を過ごせる独立した部屋がないことも、新築への想いを強くする要因となっていたようです。

そのため、新しい住まいでは「木の匂いのする温かみのある家」をコンセプトに、生活動線の工夫と高い機能性を両立させた設計を随所に盛り込みました。
特にキッチンには、使い勝手の良い造作カウンターを設け、家族のコミュニケーションが生まれる空間づくりに工夫を凝らしています。
また、収納豊富なパントリーや断熱・遮熱性能にこだわった細かな設計も随所に盛り込みました。
ご家族それぞれのライフスタイルにも配慮し、2階には書斎スペースや独立した子ども部屋、寝室も確保しています。

キッチン

木目調の下がり天井と温かみのある間接照明


この空間では、ただのキッチンではなく、家族の会話や仕事、子どもの学びまでを支える、コミュニケーションの起点としての役割を演出しました。

天井には木目調の仕上げを施し、空間全体に落ち着きと温もりを与えています。

天井の高低差をつけることでキッチンゾーンが視覚的に際立ち、空間にメリハリが生まれました。

照明は、間接照明とペンダントライト、ダウンライトをバランスよく配置。

調理中の手元に影が出にくく、夜間も快適に作業できるよう配慮しています。

調理や洗い物など、細かい作業が多いキッチンだからこそ「手元の明るさ」にもこだわりました。

ただ明るく照らすだけでなく、空間全体の雰囲気を損なわないよう、キッチン前面の照明デザインにも配慮しました。
壁面に取り付けた棚板にLED照明を埋め込むことで、見た目はすっきりとナチュラルな印象を演出しています。
お気に入りの観葉植物など、ちょっとしたディスプレイを楽しむことも可能です。
単なる設備ではなく、空間に“表情”を与える演出のひとつとしても機能しています。

シンクまわりをピンポイントで照らしてくれるため、夜間の洗い物もストレスなく進められるようになっています。

キッチンを彩るペンダントライト

ダイニングとキッチンを柔らかくつなぐ存在として、天井から吊るされた2灯のペンダントライト。
こちらはお施主様ご自身で選ばれた照明器具で、空間に個性と上質感を与える大切なアクセントとなっています。

ガラスシェードはクラック(ひび)模様が施されており、点灯時には壁や天井に水面を反射したような光が広がります。

空間全体は木目天井と白壁の落ち着いた構成になっているため、ガラスの透明感と光の陰影がより引き立つバランスに。

やわらかな灯りはキッチンカウンターに心地よい光をもたらし、空間をあたたかく包み込んでくれます。

無垢材を活かし、動線を意識したシステムキッチン

キッチンの印象を大きく左右する引き出しの面材部分には、無垢材を採用しています。

一般的なキッチンでは、プリントシートを貼った化粧板が使われることが多いですが、こちらでは本物の木材が持つ“質感”と“あたたかみ”を大切にしました。
無垢材は時間の経過とともに味わいが深まり、仮に傷がついたとしても、それが素材の表情として残っていく点が魅力です。

また、シンク下には分別ごみ箱を3台程度収納できるオープンスペースが設けられています。

料理をしながらすぐ手を伸ばせる距離にあり、調理中の動線がスムーズになるよう配慮されています。

家族のための“もうひとつのキッチン”

キッチン背面に設けた造作カウンターは、門倉工務店による完全オリジナルの手作り。
空間全体との調和を意識した設計となっています。
お施主様の「子どもたちにもお手伝いができる場所を」というご要望から、キッチン本体とは別に、もうひとつの“サブキッチン的な使い方”ができるカウンターとして計画されました。

天板には、メラミン化粧板を採用。
石目調、木目調、レザー調など様々な素材が選べる中、お施主様方でコンクリート調の雰囲気が出る素材をお選び頂きました。

メラミン化粧板は水や熱、摩擦に強い特性を持ち、調理器具も安心して使える素材です。
機能面では業務用テーブルの天板や、カウンターの表面材にも使われるほど耐久性に優れているのがポイントです。

引き出しは、住まいに合わせて門倉工務店が手作りしたオリジナルです。
大小あわせて6杯の引き出しには、カトラリーや調理道具等のキッチンまわりで頻繁に使う物はもちろんのこと、ランチョンマットやレシピメモ、文房具等の小物もすっきりと分類収納できます。

引き出しの右上部分には、炊飯器や電気ケトルなどを設置できるスペースを設けています。
奥にコンセントを備えているため、使いやすく、見た目もすっきりと整います。

カウンターの側面にもコンセントを設けており、調理器具などを扱う際にも使いやすいよう工夫しています。

また、逆の側面には調味料などを置けるニッチ収納を造作しています。
コンセントと照明スイッチも一体化しており、ダイニングテーブルを配置した場合にも非常に便利です。

ホットプレートなどを使いたいときも、手元で電源が取れるのはうれしいポイントです。

季節を問わず快適に過ごせるタイル張りの床

キッチンの床には、機能的でありながら見た目にも落ち着きのあるタイル仕上げを採用しています。

水や汚れに強くお手入れがしやすいため、毎日の料理や掃除も快適に。
さらに、冬場の冷え対策として「蓄熱式の床暖房」と組み合わせているため、タイルでありながら足元からじんわりとした暖かさが感じられます。

蓄熱式の床暖房とは?
夜間の安い電力を利用して床下の蓄熱材に熱を蓄え、日中ゆっくりと放熱する暖房システムです。
一般的な床暖房に比べてランニングコストを抑えられることが大きなメリットです。
タイルは熱を蓄える力に優れており、床暖房で温めると冷めにくく蓄熱した熱を放射し続けるため、一日中安定した暖かさを保つことができます。

木の床は断熱性が高い分、暖房の熱が足元まで伝わりにくいのに対し、タイルは温もりをしっかりと感じられるのが特徴です。

また、蓄熱式基礎との組み合わせにより、夏はひんやりとして心地よく、一年を通して快適に過ごせます。
耐久性にも優れており、日々の暮らしの中で傷や摩耗を気にせず、安心してお使いいただけます。


木のぬくもりを大切にした空間にタイルを組み合わせることで、デザイン性と実用性を兼ね備えた床仕上げとなりました。

タイル床の特徴

  • お手入れが簡単
    水や汚れに強く、毎日の料理や掃除も快適
  • 冬は足元から暖かい
    蓄熱式の床暖房との組み合わせで、熱を蓄えて放射し続ける
  • 夏はひんやり快適
    蓄熱式基礎との組み合わせにより、ひんやりとして心地よい。
  • 高い耐久性
    傷や摩耗を気にせず、安心して長く使える
  • 洗練された質感を演出
    空間に落ち着きとモダンな印象を与えるデザイン性

パントリー

機能的な動線と収納豊富なパントリー

キッチンのすぐ横には、収納が充実したパントリーを設けました。

料理がご趣味の奥様にとって、食材や調味料、保存容器などを整理して収納できるスペースは欠かせない存在です。

造作棚は、壁面を最大限に活用した設計になっています。
棚と棚の間の高さに変化をつけることで、調味料のボトルから米や飲み物のストック、お子様のお菓子まで、様々なサイズのアイテムを効率よく配置できるよう工夫しました。

右側の壁面には、奥行きを抑えた収納棚を設置しています。
例えばここには、調味料、缶詰め、ビン詰め、レトルト食品、パスタ等の乾物、カップ麺、即席麺、飲料品などを収納することができます。
浅めの棚にすることで、ストックした物を見つけやすく、在庫の管理も簡単です。

調理家電を置くスペースに配慮

パントリー内には、電子レンジやオーブントースターなどを収納する専用スペースを設けました。

キッチンに電子レンジを置くと圧迫感が出てしまい、また前述の造作カウンターに置いた場合は、機器の裏側が見えてしまうことで見栄えが悪くなってしまう問題もあります。
そこで、パントリー内に配置することで、キッチン全体をすっきりと保ちながら使い勝手も向上させる設計としました。

棚の寸法は現在の電子レンジに合わせつつ、扉の開閉スペースや棚板間の高さ、床からの高さに余裕を持たせています。
将来の買い替えにも考慮した設計です。

棚の壁面には専用コンセントを2つ設置しており、電子レンジやオーブンなどを同時に使用することも可能です。
調理の効率性を考慮し、複数の家電製品を並行して使える環境を整えています。

また、デッドスペースを生まないよう、間仕切りのない開放的な設計にしています。
壁や仕切りで区切らずにオープンな空間とすることで、無駄なスペースが生まれないよう工夫しています。

採光と換気を両立させた窓の工夫

パントリー上部に設けた窓は、日中の自然光を取り入れるだけでなく、風通しにも配慮した設計になっています。
窓の開閉用の紐を通すため棚板に穴を開け、簡単に操作できる仕組みにしています。

この窓を開けることで適度な風の流れを作り出し、空間内の臭いや湿気を逃がすことができます。
また、LDKを含めた家全体の風通しにも考慮した配置となっており、空気の循環を促す役割も担っています。